「こんなにマトリクスもかいて網羅的にテストしてるはずなのに
不具合がでてしまう・・・。」
そんな時には、基本も見直してみませんか。
ー 環境差分
ー 前提条件
ー テストスコープ
環境差分
「リビジョンしか違わないのに、なんでバグがでるんだろうね」
なんてシーンを見たことがあります。
テストで新人のころに叩き込まれたりするのですが、
ビルドにかかわるものはバージョンを統一するのが基本です。
また、本番とテストサーバーの差分もリスクになります。
この辺は、運用でカバーしようとするとかなりの確率で不具合につながりますので、
テスト環境は気を遣うところです。
前提条件
テストデータの状態によっては、予想しがたい不具合だったり、
または不具合ではないものが結果として出てくる場合があります。
テストしたい項目以外はデフォルトで、というのも押さえたいポイントです。
また、アカウントの設定やブラウザバージョン、および設定など、
テストしたい項目の前後の操作や条件も気を付けたいところです。
テストスコープ
仕様のテストだけしていても不具合はきえません。
いわゆる、「行間を読む」というものですが、知見で左右されるものに思えて、
実は、有効なテスト技法もあります。
ここでは、扱いやすいものを挙げてみます。
- 3色ボールペン技法
- 6W2H (HAYST法)
- ペルソナ
- ユースケース
- 意地悪漢字
それぞれの技法はここでは触れません(いい本や例がたくさんあります)。
また、操作要素(ボタン連打、ブラウザバックやフォワードなどのブラウザ特性、モバイル特性など、製品ドメインに紐づく要素)なども、テストセットにしておくと観点を見つけやすいです。
また、テストスコープについては、ビジネス開発者にレビューをもらうなど、
フィードバックの仕組みづくりも有効です。
(QAに一任されている、という約束がある場合は、レビューがない場合もあります)