探索的テストの勉強会をやってほしいというリクエストがあったので、
サンプルを記載してみますね。
- データに注目する
- 作りに注目する
- 設定に注目する
- ユーザーの使い方に注目する
- (言えないけど○に注目する)
仮に、ECサイトの例をあげていきます。
1.データに注目する
探索的テストに限らず、Regressionなどでもそうですが、データの塊に注目して、
それらが表示される個所を探す方法です。
データクラスタの例:
- ユーザー情報>個人情報>名前、住所、電話番号・・・
- 購入情報>金額>個数>日付・・・
- データに紐づく状態遷移 購入前、購入後、カートの中、など
影響範囲の例:
- 表示か所→設定画面、ショッピングカート、個人情報変更画面、e.t.c.
まとめ方の例:
- テンプレート化
- トレーサビリティマトリクス(T字マトリクス)
2.作りに注目する
似たような処理を行っている塊に注目して探す方法です。
例:
- 検索
- アカウントの権限(料金プランなど)
- ブックマークの処理
- ログインの制御、など
設定=テスト条件、として探していく方法です。
ソフトウェア的なものの例:
- アカウントに紐づく設定
- 購入プラン
- サブスクリプションプラン
- 分岐条件になるもの(性別、年代、地域、などのセグメント)、など
- OSの設定
- 状態遷移、など
まとめ方の例:
- 状態遷移図
- 状態遷移表
- トレーサビリティマトリクス
ユーザーの使い方の例は多岐にわたし、製品の成長フェーズ、ユーザー数、品質ポリシーによってかなり内容が変わります。自分たちの求める品質に合わせて設定します。
洗い出しの例:
- ペルソナ
- ラルフチャート
- 6W2Hでの洗い出し
- ユースケース図(UML)
- ブラウザ特性/モバイル特性、など
ブラウザ特性の例
- ブラウザの種類(開発環境と違うものに注目)
- キャッシュ
- クッキー
- ブラウザバック
- ブラウザフォワード
- ブラウザクローズ
- ブックマーク、など
まとめ方の例:
5番目は、あえて書きませんので、お察しください。
- マインドマップ
- チェックリスト
5番目は、あえて書きませんので、お察しください。
バグ分析をすると一定の傾向(原因)などが見えてくることもあるので
そういうポイントも注目します。